自分の癖を分析してみる。
私には自分で自分を責める癖があるようで。
例えばアルバイトで、他の人は簡単にできてることが私にできないと、
自分は劣っている。
こんなこともできないなんて。
無価値な人間だ。
例えば芝居で、演出家に求められていることができないと、
こんなこともできないなんて。
無価値な人間だ。
ところがこの、自分を責める癖が発動するときというのは、いついつでも。という訳ではない。
私はよく皿を割る。
でも皿を割る人なんてあんまりいない。
じゃあそのことで自分を責めるかというと、別にそんなこともない。
何故か???
それは、自分が皿を割らないということが苦手と知ってるからだ。
出来ない、苦手、好きじゃないと、自分ではっきり自覚してることが上手くいかないことに関しては、
またやっちゃった!ホントこれ出来ないわねぇ〜。
と、出来ない自分がむしろ愛しかったりもする。
そこで自分を責めたりはしない。
だってできないからね!!!!無理だから!!
でも、自分が好きなこと、得意と思っていること。
例えば、お芝居(好きなこと)。
例えば、客寄せ(割りと得意)。
が上手くいかないと、途端に
あぁーー、、なんて自分はダメで何にもできない無力で無価値な人間なんだ、、、
と落ち込み始める。
そして一度落ち込むと、それを建て直せない自分にまた落ち込んだりする。笑
病は気から。なんていうけど、
私はこの、気のもちよう、を自分でコントロールすることが実はものすごく苦手なようだ。
少し前、お芝居で失敗することや演出家の要求に応えられないことを責めない時期があった。
失敗してもいい。
下手くそと思われても自分の試したいことを試したい!
と私が心から望んでいた時で、だからなのかその時は、失敗しても演出家は私の芝居を楽しそうに見てたし、私も楽しかった。
それがだんだんと、失敗してもいいという気のもちようから、良い芝居をしていたいという気のもちように変わってきてから、上手くいかないと自分を責めるようになった。
そして、失敗してもいいと思っていたあの頃を思いだし、失敗してもいいと思えーーー!!!と自分に暗示をかけて、
でも暗示にはかからなくて、上手くいかなくて、落ち込んで、建て直せなくて、落ち込んで。
元来得意なこと、好きなことが
今まで通り上手くいかなくなるときがある。
それをスランプと人は呼んだりする。
誰にだってある。
つまり、上手くいかない時というのは、自分のせいじゃないのだ。
天気のせい、運のせい、あの人のせい、何でも良いんだけど、
ともかくただそれだけのことで、
上手くいかないのはあなたのせいじゃない。
たまたま。偶然。運が悪かっただけ。
出来てたことが出来ない自分を責めて、
出来てた自分を懐かしんだりしなくていいのだ。
あなたは、私はできてたんだから。
今日はたまたま上手くいかなかった。
なんでなの?って考えて自分を責めて追い詰められるくらいなら、今日は運が悪かった!と諦めちゃえばいいんだ。