昔
昔、私はひどく一生懸命で、
頑張って頑張って頑張って、
無茶苦茶なこといわれても、応えようとして頑張って、
でも応えられなくて、苦しくて、
頑張る以外の選択肢がなくて、
それで一度、お芝居をすること、人前にたつことに恐怖感を持ったことがありました。
台詞を声に出すと声が震える
緊張で体が強ばる
手足が震える
冷静でいられず呼吸が乱れる
そんな身体的変化に伴い、自分にお芝居をすることは今は困難だと判断し、お芝居をやめたこともありました。
その当時の、一言日記みたいなものを見つけました。
本当に、本当に。
私は、私があんなにも頑張っていたこと。
あんなに追い詰められていたこと。
自分を抱き締めてほめてあげたい。
よく毎日頑張ったね。
よく毎日生きていたね。
毎日毎日罵倒されながら、よく最後までやりとおしたね。
私、ホントにえらい。ホントにえらいよ。